文化学園長野高等学校1年5組9班


気候変動による災害と、そうでない災害を区別する。

ターゲット2

【テーマ(目標や課題)を選んだ理由】

気候変動によっていろいろな問題が生じている。まずはどんな気候変動や原因があるか調べて、考えた方がいいと思ったから。

【テーマを実行するには(方法など)】

私たちは、2学期、夏休み明けから『総合的探求の時間』を利用して、学年全体でSDGsの問題に取り組み始めました。17のゴールの中から、各グループ共通のターゲットを絞り、今回、上記のテーマを決定しました。

まず、初めにSDGsとは何か、そして、私たちが掲げたテーマの実態を、より正確に、多角的に知るために仲間とともに調べ学習、グループ討議、2月の校内プレゼンテーションを通して、他人ごとではない自分たちの問題として情報発信をしたいと考えています。

 

テーマを実行するために、現在予定している活動計画は

1.外部講師によるSDGs講演会

2.カードゲーム、ワークショップ等を通して、SDGsへの理解を深めたり、ともに活動する仕方を身につける

3.グループ討議(情報収集、整理・分析)

4.プレゼンテーション(まとめ・表現) テーマ課題解決の具現化(2月)

《テーマ》

気候変動によって地球はどのように変化していくのか

《活動内容》

私たちは、気候変動によって環境が刻々と変化していく中で現在最も危惧されている地球温暖化に起因することを主に四つ調べました。一つ目に、世界的に気温が上昇しているということです。産業革命の1850年ころから温度上昇の原因である二酸化炭素濃度が上昇、1890年から100年あたり0.75℃の割合で上昇しており、2100年には最大4.8℃と言われています。二つ目は、気温上昇が起因して氷河が崩壊しています。現在、グリーンランドでは1980年代の6倍の速さで溶けており、これは科学者たちが考えていたよりも早い数字です。グリーンランドの氷は1972年以降、地球の海面を1.3㎝上昇させていて、その半分は過去8年でのことです。もしグリーンランドの氷が溶けたら、海面は7m上昇し沿岸部の都市は水没してしまいます。三つ目には、海洋にも影響を起こしていることです。海は大気中の二酸化炭素の3分の1以上を吸収しているためこれが増えると水温、酸性度の上昇が起こります。酸性度が上昇するとサンゴや貝などの生物が殻をつくるために必要である炭酸イオンに二酸化炭素が酸のはたらきをしてしまい炭酸イオンが減ってしまいます。これは、サンゴや貝が殻をつくれないことを意味しています。四つ目は生態系への影響です。現在日本に広く生息しているブナ林は気温が4℃上昇すると約90%が消失すると言われています。また、温度の上昇に伴いハイマツが高山地帯へ上昇しもともと生息していた植物も絶滅してきているそうです。

このようなことについてSDGsを通して学びました。

《活動を通して学んだこと・感じたこと》

気候変動はここ数十年で急激に進んできたものなので、短期間で抑制するのは厳しいとわかりました。

国での対策はもちろんのこと、個人でできることなど何らかの策を考えなければならないと感じました。

《今回の活動から考えられる次の行動》

まずは自分から、小さなことでも意識をして行動をしていくが大切だと思いました。また、身の回りの人に現在世界で何が起きているかを発信していく必要があると思います。