NSPアドバンス・サポーターの野村證券さんによるワークショップが、野村證券長野支店4階ホールで行われました。今回開催されたのは「サイコロゲームで輸入体験!」。アメリカから消しゴムを輸入している文房具会社の社長として、輸入シミュレーションをしながら「為替変動」について学びます。為替レートの変動を左右するのは「サイコロ」!輸入の体験を通して遊びながら、「円高」「円安」に対する理解を深めました。
世界にはさまざまな通貨があります。日本円、アメリカドル、ユーロ、ポンド、元など、国や地域によって使われているお金の単位はさまざまです。これらの異なる通貨同士をやり取りするときには、「比率」を決めて交換します。簡単に言うと「他の国のお金(通貨)を何円で買えるのか?」を表すもので、これを「為替レート」と呼びます。
円が人気で価値が高いときは、少ない円でたくさんの外国のお金(ドルなど)を手に入れることができます。そのため、海外の商品も安く買えるようになります。
たとえばアメリカから100ドルの牛肉を買うときは…
・1ドル=100円:円の価値が高いので10,000円で買える
・1ドル=150円:円の価値が低いので15,000円かかる
逆に、円の価値が低くなると、今度は日本の商品を海外に売るチャンスになります。円の価値が低いからこそ、少ない外国のお金(ドルなど)でたくさんの円を手に入れることができます。
たとえばアメリカで1万ドルの車を売った場合…
・1ドル=100円:100万円の売上
・1ドル=150円:150万円の売上
これらをまとめると、
・円高:日本円の価値が上がること(為替レートの数字が小さい)⇒輸入に有利
・円安:日本円の価値が下がること(為替レートの数字が大きい)⇒輸出に有利
となるのです!
為替についての説明を受け、いよいよゲームに挑戦する子どもたち。為替レートを見ながら、できるだけ安く消しゴムを仕入れるタイミングを狙います。実際の為替レートは、世界情勢や金利差、さまざまな要因によって常に変動しますが、今回はサイコロを振って出た目によって為替が変わります。
ゲームは1ドル100円からスタート。子どもたちの中から代表者がサイコロを振り、好きなタイミングで消しゴムを仕入れます。
為替レートがどんどん変わっていくなか、「まだまだ円高が進むはず!」と仕入れを我慢する子、逆に「これ以上円安が進む前に…」と早めに買っておく子、さまざまな作戦が見られました。この日のチャンピオンは、3つの消しゴムを合計265円で仕入れたお子さん!他にも上位に入った子どもたちには、絵本などの景品が贈られました。
ワークショップ後、子どもたちからは「円高・円安が逆だと思っていたけど、よくわかった」「家にある外国のお金についてもっと知りたくなった」という声があり、保護者からは「自由研究に良さそう」「楽しく学べて良かった」という感想も。遊びながら学べる金融経済教育として、子どもたちの金融リテラシーを高める非常に良い機会になりました。