SDGs企業取組事例

組合員とともに、豊かな食卓と地域をつくる

コープデリ連合会

コープデリ連合会は、関東信越1 都7 県の生活協同組合(生協)でつくる組織。長野県は、コープながのが会員生協です。「ともにはぐくむくらしと未来」を理念に約500万人の会員(組合員)の願いに応えるため、食を中心とした宅配・店舗事業、また、福祉・保障などさまざまな事業を行っています。「コープデリの組合員さんは、昔から、食・環境•平和について関心が高くエシカルな考えをお持ちの方が多いんです。私も含め(笑)」とCSR推進部の宮川和之さん。安心、安全な商品を組合員に届けるために、生産者やメーカー、作り手とのパートナーシップを大切にし、困り事を一緒に解決することを大切にしています。ちょっとしたキズやサイズ違い、天候被害を受けた規格外農産物を、理由を説明して販売したり、海岸に海洋プラスチックごみが漂着する水産物の産地に商品の売上の一部を寄付し処理費用にあてたり、田んぼを守るため、米の生産者に豚の餌用のお米をつくってもらう「お米育ち豚プロジェクト」を進めたり、 様々な取り組みをしています。

合員も積極的に地域で活動していて、家庭で眠っている商品を集めてフードバンクに提供するフードドライブや、無言館、松代大本営地下壕見学を通した平和活動、農林業を体験して、食や環境について学ぶ「田んぼ・畑・川・森のがっこう」を開催したりしています。「SDGs の考え方や目指す方向はコープデリの理念と同じです。さまざまな方々と『ともに』ハッピーをはぐくみたいです」と宮川さんは話しています。

※NAGANO SDGs PROJECT発行冊子「長野みんないろんなSDGs 2019-2020」から抜粋

食品だけでなく文房具も集めて フードバンクに寄贈しています

長野県のさまざまなフィールドで 食・環境・自然について学びます

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