10/26開催

実施報告

長野県NPOセンターによる出前授業

団体名: 特定非営利活動法人長野県NPOセンター

開催概要

10月26日(土)長野県長野西高等学校にて出前授業開催!

テーマ「ゲームで学ぶ SDGs de 地方創生」


今回は長野西高等学校の1年生64名が、カードゲームを体験しました。


同校の1年生の皆さん(全243名)は、生まれ育った地域について探求的に学ぶ県推進事業「信州学」にこれから本格的に取り組む予定で、SDGsについても今まさに知識を深めているところだそうです。


今回参加したのは、「信州学」でリーダー・サブリーダーを務める皆さん。果たしてどんな結果になるでしょうか?!



舞台は人口減少に悩み、活力を失いつつある仮想都市・N市。


生徒たちは「行政職員」「一次産業従事者」「経営者」「一般市民」など、4人一組で16の職業チームに分かれ、それぞれのチームに与えられた資源と資金をもとに、各チームの目標を達成しなければなりません。と同時に、「人口」「経済」「環境」「暮らし」という街の4つの指標のパラメーターをそれぞれ上げることで「街全体」を良くしていくことが課題です。



まずは自分たちの職業やお金、人材など持っているカードを確認しながら、徐々に他チームとコミュニケーションを取り始めた生徒たち。


「このプロジェクトやりたい!」「稼いだらお金返します!」「うちの行政はこの金額を出すので、後は他行政も回ってみて!」―など早くも活発なやり取りが繰り広げられます。


暮らしや環境などパラメーターが徐々に上がっていき、その度に拍手が沸き起こるとともに、一人一人のモチベーションも高まっていきました。



しかし肝心の「人口」は減る一方…ゲームも中盤に差し掛かったところで状況は思わしくありません。そこでファシリテーターの小林達矢さんからヒントが―


“人口を増やすにはどうしたらいい?住みやすい街づくりが必要ですね。自分たちのことだけでなく、様々な年齢の人のためになることは何か「想像」してみましょう”



ヒントを受け、街全体や他チームの目標達成も意識した行動を即実行。地域おこしや子供に関するプロジェクトによって、人口パラメーターがぐんぐん上がっていきました。他のパラメーターも増え続け、最終的に16チームの半分以上9チームが目標を達成することができました!


生徒たちからは「自分たちよりN市が良くなることを考えたらうまくいった」「利益を優先したらパラメーターが下がってしまった」「お金の額が大きいほど、信用が伴った」などさまざまな感想が聞こえてきました。



最後に、ゲームにあった142のプロジェクトから、「2030年に理想の街をつくるため」に実行したいものを一つ、一人一人が選びました。さらに皆がいいと思った8つのプロジェクトに絞り込まれ、そのプロジェクトを選んだ理由を「理想の街」の姿とともに8人の生徒が発表しました。



例えば、「森の幼稚園」プロジェクトを選んだ生徒の理想の街は「元気で明るい街」。子どもが楽しく過ごせることを重視し、自然と触れ合い過ごすことで環境も意識でき、自然の怖さも学びながら成長できるように―という思いを語ってくれました。


ほかにも人とのつながりや防災、格差問題などさまざまな観点による理想の街を全員で共有することができました。


今回は新しい試み「ライブペインティング」が登場!ボランティアの尾形望さんが生徒たちの発表に合わせ、その場で「理想の街」のイラストを書き起こしてくれました。イラストが描き上がる度に「おお~っ」「すごい!」といった声が聞こえてきました。





台風19号の被害から2週間後のタイミングで行われた今回の出前授業。


今回生徒たちが学んだ、立場を超えて協力し合う「パートナーシップ」は、災害復興においても重要だと小林さんは強調しました。


「長野市を、信州を、もっと良くするには?」―信州学では、生徒たち自ら信州の「課題」を見つけ、取り組んでいくそう。今回のワークショップで得た視点を生かし、どんな信州の未来を描いてくれるのか―将来を担う西高生たちに期待!