6/30開催 出前授業

実施報告

信濃毎日新聞社による出前授業

団体名: 信濃毎日新聞社

開催概要

6月30日(火)長野市立櫻ケ岡中学校で出前授業を開催しました

掲載日:2020年06月30日

出前授業に参加したのは、長野市立櫻ケ岡中学校3年生、約180人の皆さん。学校では生徒会が作成したSDGsクイズを廊下に貼り出すなど、SDGsに積極的に取り組んでいます。


今回の授業テーマは「新聞から身近な課題を見つけ、将来を展望しよう」。信濃毎日新聞社読者センターの皆さんの指導のもと、新聞の中から記事を集め、SDGsに結びつけたスクラップ新聞を制作します。


近年、スマートフォンが広く普及したことで、簡単に、さまざまな情報が手に入るようになりました。便利である一方、スマートフォンのみを情報源とするユーザーも多く、出どころの分からない情報を正しいと思い込んでしまったり、「個人の興味」に偏った情報ばかりを取り入れることで、視野が狭まってしまうことが問題になっています。


その点、新聞を読むことは、世の中のさまざまな「問題」や「課題」に対する正確な情報収集につながります。興味のあるなしに関わらず、多くの情報を得ることで、考えや行動の手段を増やすことができるのです。


まずは、気になる記事を1人につき3点新聞から取り上げて切り抜き、ふせん紙に選んだ理由を書き込みます。ポイントは「見出しを手掛かりにさまざまな面(ページ)に目を通すこと」と、「“知りたい情報”だけでなく、“知らなかった情報”にも目を通すこと」。


 


記事を選び終わったら、4人1組になって選んだ記事を見せ合い、共通点があるニュースごとにグループ分けをします。


「人権問題」や「環境問題」など、スクラップ記事からさまざまな課題が浮かび上がる中、やはり多いのは「新型コロナウイルス」についての話題。(集めた記事の半分が新型コロナウイルス関連だったグループも!)集まった情報が多い分、「コロナウイルスの対応についてどう思う?」「コロナウイルスの捉え方に関する、日本と海外の違いは?」と、課題を多面的に捉え話し合う姿が印象的でした。


次に、分類したスクラップ記事にタイトルをつけ、「SDGsの17の目標」との関連性を考えます。タイトルをつけるポイントは、「“社会の問題・課題”が一目で分かるような“メッセージ性”を込めること」。


【コロナに負けるな】という中学生らしいストレートなタイトルや、【あなたはどう行動する?】と、ドキッとするような問いかけをするタイトルも。社会の課題に正面から向き合う、素敵なスクラップ新聞ができあがりました。


授業を受けた生徒さんは、「SDGsについて深く考える事ができてよかった。このように考える機会を、地域にさらに広げていきたい」と話してくれました。


今回の出前授業のキーポイントは「世の中を俯瞰(ふかん)して見ること」でした。さまざまなニュースを集め、出来事のつながりを意識して捉えることで、ニュースの背景や世の中の流れが見えてきます。


スクラップ新聞からも分かるように、身のまわりで起きているできごとは、すべてがSDGsとの深いかかわりを持っています。さまざまな出来事に興味を持ち、自分のまわりをはじめ、地域や日本、世界にまで考えを及ばせることができたら―。それが、持続可能な世界づくりへの第一歩になるのではないでしょうか。



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■出前授業を受けた生徒さんたちのアンケートをご紹介します。<抜粋>


・SDGsを学んで思ったことは、遠い国や、海の向こう側でおきているだけでなく、今、自分たちの身のまわりでも起こっていることだと思いました。地球にある資源は「無限」にあるのではなく「限り」があります。難しいことかもしれませんが、せめて「意識」することは可能だと思います。


・「世界の事だから私には何もできない。」「関係ない。」と思うのではなく地域の中のSDGsから協力していけたら良いなと思いました。今回だけで終わりにしないで、これからのニュースや新聞でもSDGsなどにつなげて、自分も関わっていきたいです。


・学んだことは人にSDGsをまかせるのではなく、自分から解決できることを見つけて人のためにしてあげることをする。自分が思ったのはまず、長野県からSDGsのことを考えて課題を解決していけばいいと思います。学校でやっているSDGsは絶対、これからに役立つと思うので、しっかりSDGsと向き合っていきたいと思いました。


・SDGsに関係していることで、『差別』があるけど、世界中でコロナウィルスが流行して、世界で差別心がまた深くなってしまっと思うような記事がたくさんあった。差別問題はなくすのはとても難しいと思うけど、1人1人に広がって、少なくなっていけばいいなと思う。


・SDGsは私たち人間が自ら問題を作り、なぜかそれを解決しようとしています。普通に考えたらおかしい事だな。とすごく思いました。でも、この問題に困っているという事は、これらをしないと私たちは生活していけないんですよね。今、自分達ができることをしっかりやっていけば、安心、安全、健康な毎日が送れるなと思いました。日頃の生活でも気を付けていきたいです!!


・私は昨日までSDGsは遠くの事のはなし(問題)だと思っていて、だけど「信濃毎日新聞から記事を切り取って下さい」と言われた時「なんで記事なの?」と思っていました。しかし、グループ内などで記事ごとまとめていくと、何個かのまとまりができました。(記事の中で)SDGsの17(?)の項目と照らし合わせると何となく同じものが見えてきて、SDGsは日本でもあるんだとそこで初めて知ることができました。世界中問題や課題だらけ、世界中環境が良く、みんながみんな仲が良い世界をつくるには、1つ1つ問題を解決していく必要があると思います。


・私が選んだ記事は全て海外で、世界で起こっていることでした。私たちは、めぐまれています。新興国などは病院に行けなくて、命を落とした人がたくさんいます。生きたかったのに、生きられなかったということは、あってほしくないです。今、私ができることで、そういう人たちを直接何かするということはないと思うけど、将来、少しでも手助けできるように、たくさん勉強したいと思います。


・新聞にのっていたコロナウィルスのこと、差別のこと、国と国との問題のこと、交通網のこと、実はすべてSDGsの項目にあったことだったということに驚いた。ということは、信濃毎日新聞にのっているほとんどの情報はこれからの将来にとって重要なことで、その中で解題として、発信しているものは、これから世界中で協力して解決しないといけないと思った。で、その協力はいつかやろうじゃなくて、今からコツコツとまずは、自分ができる身の回りのことから、始めていきたいと思いました。


・私は今まで”SDGs”とは海のむこう側、国外で起きていることばかりで、“海なし県長野”では、何もできることはないと思っていました。でも、昨日の授業を受けて、プラスチックの削減など、今すぐに私にできることはたくさんあることを知りました。逆に長野だからこそできることもあるんじゃないかな?とも思いました。


・改めて身近にSDGsを感じ、世界や日本がそれに向かって動いているんだなと感じました。しかし、この活動は1人ではできません。1人の人がどれだけ努力しても、他の人がその行動に感化されたりしない限り何も変わりません。SDGsは「世界」の目標です。であれば、世界中全員で取り組むできだと思います!


・2030年とは、私が24歳の歳です。あと10年後という短い期間であの目標を達成しなければならない。その責任は、これから未来を社会を担っていく私たちにもあると思います。今、現在でこんなにも身近にSDGsの課題があります。それを逆に考えると、「え?これでいいの?」というような小さな事でもSDGsを達成するための力になっていくのではないか、そう思いました。自分の知識や経験はとても小さいし、少ないものです。けれどこんな自分でも、自分1人でもできることがある、力になれることがある。それをしっかり心の中に留めておきたいです。


・切り取った記事のほとんどが、このSDGsの17項目にあてはまってしまうと言う大変なことが起きてしまいました。僕は、「本当にこのままでいいのか。2030年まで残りは、10年ちょっとしかないのに、本当に大丈夫なのか。」と思いました。しかし、この櫻中からいや、この日本から積極的に声を上げ、活動を行なっていけば、SDGsは達成できるのではないかなと、思いました。


・『今年の目標』ではなく『毎日の目標』にするといいと思います。そうすればいつしか、全ての項目が無くなり、皆、とても平和になると私は思いました。全て達成したからと言って、気を抜いてはいけないと思います。それを繰り返さないため、努力が必要だなと思いました。私たち自身でかえられるので、頑張っていきたいなと思いました。


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