7/12開催 特別出前授業

実施報告

JICA(国際協力機構)による特別出前授業

団体名: 独立行政法人 国際協力機構

開催概要

対象学年:

中学2年生

7月12日(金)長野市立東部中学校にて特別出前授業を開催!

掲載日:2019年07月12日

長野市立東部中学校にて開催された出前授業では、2学年約200名の生徒さんがSDGsについて学びました。


講師を務めたのはJICA(国際協力機構)長野デスクの竹内岳さん。自身が青年海外協力隊として派遣され、体験してきたキルギスと日本の現状と課題を、SDGsの観点からクイズも交えながら楽しく分かりやすくお話しいただきました。


「身近な『カレー』の具材を見てみても、牛肉やカレー粉などほとんどの材料が外国からの輸入です。食料自給率40%以下と低い日本にとって、農業が主産業である発展途上国は大切なパートナー。SDGsのキーワード『誰ひとり取り残さない』の理念のもと、途上国の課題を他人事とは思わず、地球みんなの課題として考えることが大切です」と竹内さん。


また、SDGsには17の目標がある中で、日本が達成できているのは、そのうちわずか4つ。一方、キルギスでは家の仕事に追われ子どもが学校に行けないとか、未だに「誘拐婚」の風習が残るなど多くの課題を抱えていますが、食材はすべて使い切る、過剰包装はしないなどキルギスの人々から学ぶべき面も多くあることを知りました。


講演後、生徒さんから「僕たちが今すぐSDGsのためにできることは何でしょうか」と質問されると、「例えば、ものを長く大切に使う、コンビニのおにぎりを手前に並んでいるものから取るなど、何気ない普段の行動でも意識することがSDGsにつながります」と、これまた分かりやすくお答えいただきました。


東部中学校の生徒さんにとってSDGsを身近に、‟自分事“として考えるよい機会となりました。