11/14開催 出前授業

実施報告

JICA(国際協力機構)による出前授業

団体名: 独立行政法人 国際協力機構

開催概要

11月14日(木)文化学園長野高等学校で出前授業を実施しました

   今回、出前授業を受けたのは文化学園長野高等学校の1年生、約220名のみなさん。


講師は、国際協力機構・通称JICA(ジャイカ)の竹内さんです。JICAとは国際協力のプロ集団であり、国を代表して開発途上国への支援をしている団体。SDGsの概念を簡単におさらいした上で、自身が青年海外協力隊として派遣されたキルギス共和国と日本の現状を、SDGsの視点でわかりやすく話していただきました。



キルギス共和国は、中央アジアの中で「最貧国」と言われている国です。SDGsの中には「質の高い教育をみんなに」というゴールがありますが、キルギスでは親の仕事を手伝わなければ生活がままならず、学校に行けない子供たちがたくさんいるそうです。



また、キルギスには自分が結婚したい女性を誘拐して無理やり結婚してしまう「誘拐婚」という風習が未だに残っています。ところが、SDGsの「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールに関して言えば、このような現状があるキルギスよりも、日本の方が達成率が低いと言います。特に女性の活躍の場が少ないことが原因であるため、力を入れて取り組んでいかなければならないゴールの一つと言えます。当学園は数年前に共学になったばかりでまだまだ女子生徒が多いため、関心を持って聞いている生徒が多く見られました。



「5秒に1人」。―これは、食糧不足が原因で亡くなる子供の数を表しています。日本では開発途上国を含めた多くの国から食糧を輸入している一方で、大量の食料を廃棄している現状があります。「日本で廃棄される食糧の中で、約630万㌧はまだ食べられる食糧です。630万㌧という数字は、世界の国々が食糧援助をしている量のなんと2倍。食べ物に困っている国からの輸入品を、食べることなく捨てているというのが日本の現状です」。リアルな数字を交えて話す竹内さんに、真剣にまなざしを向ける生徒たちの姿が印象的でした。


出前授業に参加した生徒たちは、NSPの「みんなのSDGs宣言」(=身近な問題について「自分たちにできること」を考えてゴールを設定し、達成に向けて取り組む活動)に以前から取り組んでいます。彼らにとって今回の出前授業は、普段見聞きする情報とはまた違った角度からの話を聞けたことで、SDGsへの理解をより深める場となりました。「みんなの活動ひとつひとつは必ず国際協力にもつながっています。そのことを忘れずに活動してほしい」という竹内さんの願いを胸に、これからも活動を続けてくれることでしょう。