協賛サポーター主催

実施報告


団体名: 野村證券株式会社

開催概要

2023年3月15日(水)清泉女学院高等学校で出前授業を実施しました。

掲載日:2024年04月16日

2023年3月15日(水) 「自分の将来とお金の話」


講師 :野村證券株式会社 酒井賢一さん

場所 :清泉女学院高等学校

受講者:清泉女学院高等学校 2年生


 


今回の講師、酒井賢一さんは全国各地の小学校から大学まで赴き、金融・経済のしくみを広める証券会社ならではの出張授業を行っています。


日本ではこれまで不足していた金融リテラシーがいま重要視され、2022年より高校で資産形成の学習が必修科目となりました。今回は酒井さんのリードでお金に関する基礎的な知識や知恵を身につけ、将来どのようにお金を使い、資産形成していくかを考えていきます。


 


「人生の選択肢を広げよう!自分の将来とお金の話」


授業の前半は、将来理想のライフプランを実現するために準備しておくべきお金の話。ワークショップを通して、生活設計と資産形成に必要な基礎知識を学びました。


 


最初に、酒井さんが「20代前半の社会人の月収は、手取りにして約17万5,000円」と説明したうえで、生徒たちに「何歳でどうなっていたいか/どんなことがしたいか」の目標を立ててもらい、それぞれが思い描く夢を実現するために必要な費用と毎月の貯蓄額を計算してもらいました。「27歳でマンション52階を購入したい」「ミラコスタ(ディズニーシー内の高級ホテル)のスイートルームに泊まりたい」などなど…。毎月3万円の貯蓄で叶いそうな目標もあれば、毎月65万円という多額の貯蓄に「これは無理かも!」とうなだれる生徒も見られました。


「ライフプランにおいて、何にどれくらいお金がかかるのか、どのようにお金を準備するのかを知ることが重要」と酒井さん。これを踏まえて、次に生徒たちは、就職してから20年間の具体的なライフプランを立て、その間にかかる費用を計算しました。ワークシートには、「結婚・出産関連費」「教育費」「住居費」などの項目があり、自分のライフプランに沿って、子どもの人数や住宅購入の有無を記入していきます。「就職して5年間は仕事を頑張りたい」、「子どもは2人欲しい」など、生徒たちの人生設計は十人十色。例えば、22歳で就職、25歳で結婚、30歳でマイホームを購入、子どもを2人育てるライフプランの場合、20年間で必要な費用はなんと1億2880万円!想像以上の金額に、教室内からは驚きの声があがりました。この他にも車を購入したり旅行に行ったりと、より豊かな生活を送るには、さらにお金が必要になります。


酒井さんは「そこで、お金を貯めて・殖やす『資産形成』が重要なんです!」と強調したうえで、「預金」「株式」「債券」の3つの方法を説明してくれました。中でも、「株式」は株式会社にお金を投資することで、定期的に配当金をもらうことができ、値上がり後に売却すれば、譲渡金が得られるというもの。得られる利益が1番大きい分、損失リスクも高いので、「分散・積立・長期」の計画的な投資が大切なのだそうです。また、「自分が望む社会」を考え、共感できるサービス・商品を提供する投資先を選ぶことで、個人の資産形成だけでなく、よりよい社会の発展にも繋がると話してくれました。


 


【株式のしくみについて知ろう!】


授業の後半は、生徒たちが「投資家」となるゲームを行いました。パン会社、自動車会社、服会社の3つの会社のプレゼンを聞き、応援したい会社の株式を持ち金3000G(G=通貨)で2回に分けて購入します。



  • 最初の株価 パン会社:200G、自動車会社:500G、服会社:250G


1回目は、グループで相談して1番応援したい会社の株を購入します。「エコカーの開発は将来性がある」、「安定していて配当金をたくさんもらえそう」と、自動車会社が最も多くの投資を受け、続いてパン会社、服会社という結果に。それぞれ投資額が希望額を上回ったので株価は上昇しましたが、世界の状況として、「冷夏による小麦の不作と服を購入する人の増加」が伝えられ、パン会社と服会社に大きな影響が!「投資額の大きさ」と「世界の動き」によって変動する株価に、生徒たちは一喜一憂が止まりません…!



  • 変動した株価:パン会社:200G、自動車会社:600G、服会社:350G


各社の業績を知り、2回目の株購入がスタート。授業前半での学びを活かして、3社に投資を分散するグループ、資金の大半を自動車会社につぎ込むグループなど、より多くの利益を得るために、生徒たちは頭をひねりました。


今回は「投資額の大きさ」の他に、「会社の業績」が株価に影響を与え、最終株価は、パン会社:250G、自動車会社:600G、服会社:450Gになりました。株価と持ち株を計算して、1番総合計が多かったグループは、3000Gが4700Gに増益し、投資大成功!


株価はさまざまな要因で変動していて、社会との繋がりも深い-。株式の仕組みを楽しく学べるゲームでした。


最初はあまり関心がなさそうだった生徒たちも、ワークシートや株式ゲームを通して、


「自分の将来を見据えた資産形成の大切さ」を実感している様子が印象的でした。今回の授業での学びが、生徒たちにとって「未来への貯蓄」のきっかけになればいいなと思います。


 


<参加された生徒さん達の感想をご紹介します>


・中学生の時も、社会の授業で株式のゲームをしたので、とても楽しかったです。お金は貯金するためだけでなく、日本や世界の経済を回すためにとっても、大切なものだと分かりました。お金を使うことによって自分だけでなく、沢山の人の生活を守ることができるので、今までは貯めてばかりいましたが、少しは大人になってからでも、使っていって、利益になるようなことがしたいと思いました。


・初めてライフプランニングやライフコースを考え、自分の将来について深く考えるきっかけになりました。また、自分のライフコースに必要な金額を考え職選びをしたいと思いました。投資のゲームを通じてリスクとリターンについて詳しく学ぶことができて良かったです。


・株や投資という硬いイメージがあるものを、とても分かりやすく、楽しく学ぶことができました。世界情勢をカードで決めたり、会社の業績をサイコロで決めたりする運まかせのようなところも、社会の動きが予測できないことを意味するのかなと想像して面白くなりました。またやってみたいです。


・今まで、将来使うお金のことはよく考えたことはなかったので、考える良いきっかけになりました。ちょうど、もうすぐ姉の一人暮らしが始まるので、この機会に家族と話してみてもいいなと思います。株のゲームも楽しくできたし、学べたので良かったです。将来に活かしていけたらいいなと思います。


・株式についてゲームを通して楽しく学べて良かったです。金銭に係る話は難しくて避け続けていたのですが、奥が深くて面白そうなで、もっと深く知りたいと思えました。


・株式のことについてあまり知らなかったけど、今日の授業でお金の流れを知ることができた。自分の将来について、その後の人生設計を考えるきっかけになった。


・将来は親のお金ではなく、自分のお金で生活していくと考えると、お金について、しっかりと知っておく必要があると思ったので、今回はとても良かったです。


・このような機会でしか株について考えないので、将来に役立つためにこれからも知りたいと思いました。実際使うお金の量を考えることはないので、こんなにも使うんだと驚きましたが、今から管理する大切さが知れました。


・実際に経済の様子を考えながら、株を買ったりしてお金のことを学ぶことができたので楽しかったです。”投資”という言葉は知っていたけれど、実際どういうものか分かっていなかったので、今日の授業で学ぶことができて良かったです。将来、”貯金”や”投資”をうまく活用しながら生活できたらいいなと思いました。


・今後生きていく中で必要不可欠である「お金」に関する勉強は、とても大切であるはずなのに、学校生活の中で学ぶ機会がないので、今日お金に関する知識が得られて嬉しかったです。また、高校生には難しい内容も自分が株主になったり、大体のお金の目安も目視で確認できて、楽しみながら学べたのが良かった。