先生が学ぶSDGsセミナー

実施報告

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参加型で学ぶSDGs ー「続かない」社会を「続く」社会にー

団体名: 特定非営利活動法人 NIED・国際理解教育センター

社会の現状と課題を把握し、問題の影響や自分との関わりを探り、課題解決と世界共通ゴールであるSDGs達成のための手立てを考えます。問題を「知っている」だけでは社会は変わりません。このままでは「続かない」社会を「続く」社会にするためには、一人ひとりの「行動」が不可欠。「知る、気づく、行動する」をつなぎ、参加の意欲とスキルを育てる参加型教育は、持続可能な未来へのカギを握っています。本講座も全編参加型で進めます。

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開催概要

開催期間 :

2019年8月1日(木)13:00~16:00

会場 :

信毎 メディアガーデン

参加型で学ぶSDGs —「続かない」社会を「続く」社会に—

今回の講座のテーマは、SDGsの「学び方を学ぶ」こと。長野県内の小・中・高校の教職員32名が、生徒たちにどのようにSDGsについて考え学んでもらうか、参加型ワークで体験しました。


ファシリテーターは特定非営利活動法人 NIED・国際理解教育センター代表 伊沢令子(いざわれいこ)さん。ワークに取り組む上で大切なのは、ファシリテーターが「みんなで共有しやすい枠組み」を提示することだそうです。


まずは「私たちが生きる社会の課題」について、4〜5人のグループに分かれて個々にアイデアを出し合い、そこから何が言えるのかをグループでまとめます。ここでは文化人類学者の川喜田二郎氏が考案した「KJ法」という手法を使い、大量に出たアイデアを付箋を使ってわかりやすく分類・整理していきます。「発散」し「収束」させるのがワークショップの思考プロセスとのこと。参加者同士が関心を共有することで協力がうまれ、また、他のグループにも関心が湧きます。他人の「脳みそ」も借りて学んで行くのが参加型の大きなメリットです。


次の課題は、先ほど各グループでまとめた内容について、「このまま放っておくと社会がどうなるのか」、「派製図」を作り、考えました。新しい模造紙の中央に、「人権」と「環境」のどちらか1つのテーマを書き、そのテーマについて思いついたことを各々書き込み、書き込んだものからどんな影響が考えられるか、どんどんつなげて書いて行きます。やってみると、1人でどんどん考えたくなってしまうのですが、参加型のワークショップでは、1人で全てを考えるのではなく、他の人が考えたことに付け足して行くことが考えを広げる大切なポイントであることを体験しました。


最後にグループ内でワークを行った感想を発表し合いました。ある参加者は、「授業でSDGsについて取り上げたが、問題が大きくなりすぎてしまった。今回のワークショップでは、身近なところから始めたことが自分事として捉えやすかったので、学校で実践したい」とおっしゃっていました。


参加された先生方にとって、児童・生徒がSDGsを身近に捉えられる授業をするための枠組みを学ぶことができる、有意義な講座となりました。